
NPO法人 エコワーク実践塾

最近の日本では毎年のように集中豪雨による洪水や土砂崩れや竜巻等による被害が発生しています。この様ように異常気象が多発するようになったのは、地球温暖化のせいでしょうか? あなたも一緒に考えてみませんか?
地球温暖化って何?
みんなで考えよう地球温暖化
地球温暖化で異常気象が頻発?
夏には入道雲や雷・夕立が付きものです。地上で暖められ大量の水蒸気を含んだ大気が上昇気流となり、その空気が上空で冷やされ、水蒸気は雨に姿を変えます。この過程で莫大なエネルギーを放出し、雷雨や竜巻を引き起こします。
地球温暖化によって、これらの気象現象の発生頻度が高くなるとともに、放出されるエネルギーも大きくなり、気圧配置によっては災害をもたらす大雨や暴風となります。
水蒸気に含まれる莫大なエネルギーとは?
1リットルの水を1℃上昇させるには、1キロカロリーの熱エネルギーが必要ですが、水蒸気にするには、何と約540キロカロリーもの大きなエネルギーが必要です。
また、水蒸気が水になるときは同じ量のエネルギーを放出します。
再生可能エネルギーってな~に?
二酸化炭素(温室効果ガス)を排出しない、太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスといったエネルギーです。東日本大震災後は、国を挙げて太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー等の導入を推進してきましたが、全ての原子力発電所を停止したこともあり、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料が増加し、全体の8割以上を占めております。
また、資源に乏しい我が国では、そのほとんどを海外に依存しています。
なお、二酸化炭素の排出が少ない原子力発電所は、震災後、新たな安全基準の下で再審査が行われており、現在運転が認可されているのは、震災前の54基から9基に激減しています。(令和元年5月現在)
どうして地球温暖化になるの?
大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスによって、地球から宇宙に放出されるエネルギーが遮られ、太陽から注がれるエネルギーや内部で発生するエネルギーとのバランスが崩れることによって、熱エネルギーとして地球環境に徐々に蓄積され海水温度や大気温度が上昇したものと考えられています。
地球温暖化の原因 大気中の二酸化炭素が増えているってホント?
IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)のAR5(第5次評価報告書)によれば、
●人間活動に伴う大気中の二酸化炭素が20世紀半ば以降に観測された温暖化の支配的な要因であった可能性が極めて高く、(可能性95%以上)
●大気中の二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素は、過去80万年間で前例のない水準まで増加しています。